インバウンド客の需要が高まりを見せており、これからもその件数は増加の一途をたどることは容易に想像がつきます。

1990年代までは年間で10万人程度の外国人観光客がいなかったので、あまり宿泊施設への恩恵はなかったものでした。ところが現在では東京や大阪などの一大都市をはじめ、地方でも有名な旅館などは連日満室を記録しています。それだけ宿泊施設の空き室がなくなったことを受けて、政府では新しく民泊という民宿の経営も解禁をしました。

簡単にどのような施設なのかをご紹介すると、個人が経営をするところで民宿と大差はありません。個人宅を利用した施設になるので、少数の旅行客だけを受け入れるのがポイントです。また規模が小さくて、単に寝泊まりをするだけに機能を抑えている点から、料金がお安いというのも魅力だと言われています。

トコジラミの問題

このホテルや民泊では今、ある問題に直面をしているのをご存じでしょうか。それはトコジラミの発生が後を絶たないということです。まずトコジラミとは一体何のことなのか、答えは害虫です。

日本では戦後まで流行をしており、どこの家庭でも目にできるものでした。おもに人間や動物の血液をエサにして繁殖をしており、その繁殖スピードがとても高いものです。

一匹いたら100匹はいるとも言われる所以であり、見つけたら駆除をしないといけません。しかし、現代では既に絶滅をしたと思われていましたが、どうしてふたたび発生をしているのでしょうか。

理由は簡単で、単に外国人観光客が持ち込んでいるわけです。しかも民宿で多いのは発展途上国などの国から来る方が多いからであり、中国・インドネシア・インドなどから来る方が多く利用している施設は注意をしないといけません。

トコジラミの対策

簡単にここでトコジラミ対策について、ご紹介をしていきましょう。この害虫は湿気が多くて暗い場所を好むため、ベッド下・カーペットのスキマやクローゼットの中を徹底的に清掃することです。

そして頭髪に付着してくることも多く、シーツや枕カバーも毎日取り換えることも大切になります。民宿では浴室も共用になるため、こちらもしっかりと水洗いをすることをお勧めしましょう。

ホテルではとくにベッドメイキングを重要視することです。トコジラミ対策の第一歩は掃除であり、これを怠らなければ被害を受ける心配はありません。もし発生をした際は、すみやかに専門会社に連絡をして適切な駆除をするようにしましょう。